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この春 少女から、、。
第11章 純一
それから
前期実力試験もあり 部活はしばらくなく、
活動停止の話しも どうやら 厳重注意で おさまった様子。

問題に絡んだ 三年の男子副キャプテンが 綾子の中学の先輩のようだ。
綾子の言うように? かなりの硬派、
練習開始の日には 男子全部員の前で きっちりと謝罪した。
誠実な姿勢に ちょっと感動するほど。


その日も 向こうのコートでは 女子バレー部が 練習をしていた。
ふと気づくと いつも綾子を探していた。

紺のジャージ、長袖と ひざ上半パンで コートを駆け回ったり 球拾いをしたり 休む事なく 動き回る 綾子。

レシーブは あまり得意ではないようで よく監督のゲキ!が飛ぶ。
「はいっ!」と 一生懸命な 姿。

汗を光らせながら ボールに 食らいついて行く。

見てると ドキドキする、、、。
恋? したかも、、、俺。。
チームメイトに時折見せる笑顔が たまらない。


まだ 学校帰りには 恵からLINEが来る。

付き合ってる事に変わりはないが、、そろそろかな、、
と 純一も 思って いた。
しばらくLINEも返してなかった。

試験やら 部活で なんとなく避け続けて た が、
その日は、 学校近くの カフェで 待ってるから と。

LINEに気付いた時には もう一時間近く 経っていた。


カフェの一番奥の席に 恵はいた、私服だった。

変わらない笑顔で 色々な話し、高校の話しや バイト先の話し、
こないだの うちの高校のバレー部の事件も 知っていた。
もちろん 他人事。

「一生懸命練習してる真面目な部員の身にもなってよねー。」
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