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第14章 初めての お泊り

女子は 男子のように激しくなく 優しくゆっくりなペースで ボールが 舞う。
やはり 体育館とは全く違う、スニーカーが 砂に いちいち埋れて 動きにくい。

「ママさんバレーかぁ、、っ」

男子達の 意地悪な声援が飛ぶ、
それに反応したか 皆は 徐々に本気モードに。

久美さんが T シャツと スニーカーを勢いよく脱いで デニムの短パンに ビキニ姿。
私も 重いスニーカーを脱いだ。

「いったれーー！」 北田さんが盛り上げる。

えっ、久美さんも バレー部だったんだあ、、。
そりゃ やりたくなるわ、、。

バスケ部からの 高い鋭いスパイク、見事に久美さんが レシーブ、砂の中を舞う。

えっ！！カッコいいっ 久美さん、、！

私も 自ずとスイッチが、、、。
補欠だけど。

ボール下に 潜り込んで 絶妙のトスを上げた。
あ、うまく上がった。

背の高い 青いビキニの女子が バシッ！と スパイクを決めてくれた。

「ナイストスっ！！」
嬉しそうな純一 の 大拍手。
なんだか今日は 調子いいかもっ。

ゲームは佳境に入る、接戦。

レシーブやトスで 砂まみれの綾子、だんだんシャツが重い。シャツを着てるのは 自分だけ、、。

思い切って脱いだ。