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この春 少女から、、。
第17章 病気
何、、?
また あの奥さんの 目が蘇る、、。
何かあったの?
あ、そう言えば鬱って言ってたの今 思い出した。

関係ない、、と思いながらも 何か動揺してる。



帰りのバス停前、
目の前に ポルシェが停まった。

い、、院長、、!

左ハンドルなので 真正面に 院長が。
「乗って。」
えっ、、、!!

「 早く!乗って!」

いや、、もう、、無理なんです、、。
綾子は 動かない。
「ご、、ごめんなさい、。」

男の人の 軽い命令口調でも まだ背筋が寒くなる。
実は 男性と 顔もちゃんと 合わせられない。
コンビニでも 女性店員のレジしか行けない。

外見は多少ボーイッシュには出来ても 中身は全く ひ弱な、今にも泣きそうな ボロボロの 雌猫。

人が自分を見て蔑み笑ってる気さえ する。

「話さないといけない事がある。
乗らないと バスも停まれないよ。」
チラと 後ろの列を見る院長。

どうしよう、、どうしよう、、。
後ろの人の視線も怖い。

頑として断るには 綾子はまだ 全然 弱かった。

でも、、
今日ちゃんと辞める話しも しよう。

ポルシェは 走り出した。

「す、すみません、すぐ帰ります。」
「わかってる。」

いつもよりさらに冷たい表情、声。
ちゃんと 私、、話せるんだろうか、また 不安になって来た。
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