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この春 少女から、、。
第17章 病気
肩からすっぽりと 身動きが取れない程の力、、。
徐々に身体の力が抜けていく、、。

髪を切ったところで ジーンズを履いたところで 綾子の中の深い悲しみ は 何も変わっては いない。
頼りない 独りぼっちの野良猫のように震えて、
泣き出してしまいそうな 胸の熱い葛藤を必死で飲み込んでいる。
いっそ 何も考えず この腕に甘えたい、委ねたい、何もかも吐き出して 癒されたい、、!

私を初めて貫いて 優しく抱きしめた この腕。
この腕の中で 何度もオンナの悦びに導かれた。
決して悲しませないと 言った。
彼女とか愛人とか 何のくくりもない二人だけの秘密の関係。
院長と居ると 普通には全く説明出来ない 綾子の心身の疼き。

涙がこみ上げてくる。
泣くな、絶対泣くなと意識の命令に反して 流れ出る涙。

何分そうして いただろうか。
院長の手に 綾子の雫が落ちる。

「もう うちには来ない方がいいから。
すまない、、。」

もう何も言葉が浮かばない、
院長の腕の中で 湧き上がる嗚咽をこらえるのが精一杯だった。

遅くなるといけないから と ポルシェが走り出す。
もう何も会話がなかった。

辞める事は 考えていた事、いきなり言われて戸惑ったが 自分も望んだ事。
ただ好きなように遊ばれて いよいよ不都合になった?
もう理由なんて どうでもいい。
これでいい、これでいいんだ、と 騒ぐ胸を言い聞かせた。
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