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第17章 病気

さっきより キツい匂い。
パンティライナーを取り替えながら 現実を少しづつ受け止めて いく。
恐ろしい病気かも しれない、、。

そ、、
そうだ、、！

院長、、
院長に、、、。

院長なら 分かるかもしれない、
歯医者だけど 専門外？
でも 薬とか、、何とかしてくれるかもしれない。

早く対処しないと悪化すればとんでもない事になる、、。

でも、、どうしよう、、
もう バイト行かないんだった。

どうしよう、、
病院、、？
院長、、？

どちらにしろ 早く何とかしないと、、！

純一、、、。
あの楽しかったバーベキュー、ビーチバレー。
北田さん達との楽しかった1日。

素敵な旅館での 優しい甘い時間、、。

もう 随分昔のようだ、、。
涙が 溢れた。

あの時に戻って 純一に会いたい、、。

身体中を 得体の知らないばい菌が うようよ動めいている、
もう こんな おぞましい 気持ちの悪い身体で、、
会える訳も なく、、。


眠れなかった 翌日、
一日中 考え迷い 悩み、、
痛み痒みが増していく気がする、、。

とにかく 院長に会う事にした。

田原さんや三木さんに、辞める事の 挨拶やお礼も兼ねて 勇気を出して 行く事にした。
院長にどうやって接触するかは 全く思い浮かばないまま 終わりかけた時間を見計らって 裏口のドアを開けた。

「あらっ及川さん！
今日 出勤じゃなかったの？」