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この春 少女から、、。
第17章 病気
どれくらい抱きあっただろうか、、。
泣きながら 院長に抱きついてしまった。
こんな事は 初めて、、。

ますます自分が 分からなくなる。
あんなに 避けようとしていたのに、
病気が怖過ぎて 勇気出して来た、、のに、。
こんなに あっさりとまた感じ委ねてしまう。
ゆっくりと服を直した。

「おそらくクラミジアでしょう、薬飲めば大丈夫、塗り薬も出しておきます。心配はいらない。
細胞検査は 出しておきますが、念の為に 血液と尿検査もした方がいいね。」

えっ、、クラ?ミジア、、?
性病?
また不安が込み上げて くる、、。

「乱暴な彼氏だね。彼も病院行かないとね。
念の為 婦人科に行って来なさい、実費なら二〜三万くらい。」
そう言って 封筒を渡された。
「退職金だと思って。
若い人は多いから そんな特別恥ずかしい事ではないから、早めに行ってきなさい。」

えっ、、お金?
躊躇しながらも 病院へは行かないと、、と、
すみません、、と言って素直に受け取った。

意味不明の身体の異変から 少しづつ救われていく。
原因とその索が分かれば 元に戻れる、、。
一人で抱えた重過ぎた荷物が 少し軽くなる 安堵の気持ち。
自分の弱さ愚かさが身に沁みる。
さっきイッた陰部の余韻が 恥ずかしい、。
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