パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第18章 代償

複雑な思い、自分の愚かさ、
考えても 考えても
なすすべもなく いきつく答えもなく、
ただ じっと ゆっくり現実を 受けとめる。


その衝撃の田原さんの電話から ほぼ生きた心地のしない日々、、。

少し早めの 梅雨の中 毎日学校と家の往復、
純一とも 会える気分にもなれず 毎日来るLINEもそこそこに 多分 心配させているだろう。

もう随分会ってない気がする、、。
あの 結ばれた幸せな日以来、
色々な事が 多過ぎて、、。

一つ一つ何もかも報告し 分かち合い一緒に泣いても良かったかも しれない。
綾子の弱さと 少しばかりのプライド、
部活に学校に、その上 バイトも始めたようで 忙しい ますます明るい 純一、
何も知らない明るい純一のLINEに 時には癒やされながら 過ごしていた。

陰部の体調の方は あれからすぐに検査にも行き 飲み薬と塗り薬で もう症状はない。
また完治確認の再検査に行かなくてはいけないが ズルズルと 先延ばしになっていた。

徐々に眠れない日が 増えてきた。
食欲もなく。
新しいバイトを探すエネルギーもない。
なんとか学校にたどり着いても講義も上の空。

いつしか 家族や友達といても 笑う事も 少なくなってきた。
出かける事もなく 帰宅すれば 一人で部屋に篭る事が多くなってきた。