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この春 少女から、、。
第1章 出会い
「高校を卒業したばかりなんだよね?
で、いつから来れますか?」
先生はお茶を入れながら、淡々と話しを進める。

「えっと、、さ、採用って事?ですか?」
「はい。清潔感あるし 宜しくね。」

「は、はいっ、、ありがとうございます。」
えっ、もう 決まりなんだ、やったぁ!

でも 大丈夫かなぁ、結構な不安は残る。

「ええ、じゃあ ちょっと診察させてね、歯医者のスタッフが あまり アレじゃあダメだからね、、。」


アレじゃあダメ? って??? 何なんだろう、。

「ちょっと歯を診ますね、いいかな、こちらへどうぞ。」
えっ、えっ、あぁそうか、そうかもしれない。

スタッフも 歯とか きちんとしてなくちゃ いけないんだろう。
突然の採用、突然の診察には驚くが でも 考える間もなく 診察椅子へ。

急にドキドキ、、。診察??

歯を磨き上げて来ればよかった、と 緊張しながら 少し後悔した。

促されるまま 傾いたベットのような椅子に 上がった。
カチっと ライトが顔面に照らされる。

えっ、、と。。

不安な気持ちが伝わってしまったか 先生が優しい声で

「はぁい、大きく あぁーんしてくださいねー。」
大きく口を開ける、なんだか恥ずかしい、子供扱い?
変に ドキドキする。

覗かれてる。唇をめくられながら 一本一本観察されている、 器具が触れ 冷やっとピリッと する。

奥から 唾液がどんどん溜まってくるのがわかる。恥ずかしい、、。
「綺麗ですねー、虫歯の兆候は大丈夫のようですねー。」
先生は身体の向きを変えながら 奥歯まで一本一本丁寧に診ていく。

えっと、、。

ええ?
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