この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この春 少女から、、。
第21章 十九歳
院長はゆっくり起き上がって ガウンを着る。
ちょっと疲れたような 寂し気な背中。


和室には食事が用意されていた。
焼き魚、だし巻き、湯豆腐、サラダ、和え物、お漬物、、。
こんな豪華な朝食は 初めてだ。

食べながら また何故か 涙が出る。
院長は 黙ったまま、何も聞かない。
お料理にも ほとんど手をつけない。

綾子は ゆっくり少しづつ箸を進めながら なんだが気まずいような 恥ずかしいような、、。

「今日 学校は?」
「あ、お昼から行きます。」
「そうか。」

院長が 柔らかい眼差しで 綾子を見つめる。
「綾子、ありがとう。」

「えっ、、
いえ、、そんな、、。」

最初会った頃より院長が小さく見えた、少し痩せたんだろうか。
話したい事 聞きたい事が 漠然と頭をよぎるが 何も言葉にならない。
だし巻きの優しい味が 心に染みる。

女将さんが フルーツと熱いお茶を持って来た。
二人に炊きたてのご飯を軽くよそってくれる。
「ありがとうございます。」
「ゆっくりお召し上がりくださいね。
お加減は もう宜しいですか?」

お加減、、、?
あ、、お風呂で逆上せてしまったんだ、、。

「あ、すみません、ご心配おかけしました、。」
/471ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ