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この春 少女から、、。
第5章 始まったアルバイト
「和食は 大丈夫かな?」

「え、、っ、、は、はい。大丈夫です。」

そして また 沈黙のまま ENYAのしっとりした曲だけが 流れる。
時折 ブォン ブォンと エンジンの 唸る音。

さらに 二十分くらい走っただろうか、
くねくねと 山道を登る。
そんなに暑くもないのに 身体が 火照って ドキドキしてくる。

今から 院長と 食事、、、?
往診は?、、もう 終わり?

外の 木漏れ日を眺めながら、
正体不明の 疑問と 不安と 緊張。
でも 何も聞けない。


一軒家のような 純和風の建物、
隣の 赤い鳥居のある 駐車場に ポルシェが 止まった。
「着いたよ。」
えっ?、、ここ?、、?

小柄な女将さん?が お迎えに出てくる。

「 まぁまぁ ようこそ、お疲れ様でございます。」

他に 車は停まってない様子。

「、、、院長、、あの、、、私、、、、。」

届いたのか 届いてないのか 私の声は 無視され?
どんどん 奥の部屋に 通される。

広い 和室、
奥の部屋もあるようだ、

えっ? 旅館?

広い窓の向こうに キラキラと何か 光ってる。
ん? お風呂??

ろ、、露天風呂じゃない、、、!
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