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この春 少女から、、。
第6章 約束
なかなか泣き止まない。
院長は一旦処置を中断して 椅子を起こし 子供に 話しかける。
子供の目線で。
「 痛い虫 やっつけてあげるからね。」
そういって 子供の手のひらを 優しく 広げる。
「このまぁるい針はね、痛くないんだよ、
ほら、 こんな風に 押して薬を塗って 痛い虫をやっつけるんだ。
全然 痛くないでしょう?
この薬は よぉく効くから
頑張ろうね、痛い虫 やっつけようね。」
驚いた。
なんて 優しい声。
なんて 優しい表情。
子供は 全然 静かになって 大きく口をあけた。
「 よし、終わりだ。偉かったね。」
院長の新しい一面を見た気がして
心が 少し優しい気持ちになる。
急患が帰られて 器具の消毒 清掃をしていた 時、
ふと 後ろに気配が、、。
えっ、、、、!
不意に 抱きしめられる。
両手が塞がって 身動きできない、、。
い、、、院長、、!
院長の両腕が 私の胸の前を 交差して
優しい力で 抱きしめる。
「や、、やめて下さい、、!」
「やめないよ。」
院長は一旦処置を中断して 椅子を起こし 子供に 話しかける。
子供の目線で。
「 痛い虫 やっつけてあげるからね。」
そういって 子供の手のひらを 優しく 広げる。
「このまぁるい針はね、痛くないんだよ、
ほら、 こんな風に 押して薬を塗って 痛い虫をやっつけるんだ。
全然 痛くないでしょう?
この薬は よぉく効くから
頑張ろうね、痛い虫 やっつけようね。」
驚いた。
なんて 優しい声。
なんて 優しい表情。
子供は 全然 静かになって 大きく口をあけた。
「 よし、終わりだ。偉かったね。」
院長の新しい一面を見た気がして
心が 少し優しい気持ちになる。
急患が帰られて 器具の消毒 清掃をしていた 時、
ふと 後ろに気配が、、。
えっ、、、、!
不意に 抱きしめられる。
両手が塞がって 身動きできない、、。
い、、、院長、、!
院長の両腕が 私の胸の前を 交差して
優しい力で 抱きしめる。
「や、、やめて下さい、、!」
「やめないよ。」