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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第35章 惚れた女に母の面影を見る男~鬼平犯科帳 猫じゃらしの女~
それを見た平蔵は後日、伊勢次を呼び出して、

 何なら、およねと所帯を持っちゃどうだ? お前、およねに惚れただろう。

 とからかい半分、本気半分で勧めます。

 伊勢は次平蔵の屋敷を辞した後、照れながら、

 露店で賑わう江戸の町を浮かれて歩いていく。

 途中で猫じゃらしを売る露店の前で立ち止まり、一つ買い求めたのは

 誰のためだったのか?

 そこで番組は終わり、エンディングが流れます。

 前半の猫じゃらしの女では、流石に泣きませんでした。

 いつも涙でインスピレイションを聞くのですが、今回は伊左次さん、幸せそう

 ねぇと微笑ましく彼の姿を見送りました。

 しかし、後半の盗賊二筋道はこれはまたました。

 どちらかといえば、切ない心を打つ話なのは後者です。

 ところで、私の知り合いに時代劇を好きな女性がいます。

 歴史については私よりはよほどよく知っていて、時代・歴史小説なども

 たくさん読む人です。

 その人が以前、伊左次さんが好きだと言っていたので、この猫じゃらしの女

 というのは気になっていました。

 その方いわく、伊左次さんが死ぬシーンを見たときは号泣したということで、

 実はこれがそれなのかと思ったりもしたのですが、

 外れました。逆に微笑ましい話でした。

 順に見ていけば、いつかはそのお話にも出逢うだろうと思います。

 女性ファンが多いのはたぶん、伊左次さんでしょうね。

 今でいうイケメンです-笑。

 私もカッコ良いと思うけど、実は私が好きなのは木村忠吾。

 尾美としのりさんが演じている平蔵が息子のように目をかけている同心です。

 忠吾は平蔵からうさぎと呼ばれています。

 顔は確かにイケメンじゃないけど、女好きで遊び好きなくせに、

 憎めず、どこかとぼけたキャラクターが好き-笑。

 私が鬼平さんに出るんなら、相手役は伊左次さんと忠吾の両方で

 やってみたいーとくだらない妄想に浸りそうになったところで、今夜は

 この辺で失礼します。

 そうそう、およねの役は何と池波志乃さんでした。

 若い!

 今はもう七十歳は超えられているのではないでしょうか-。
  
☆ 登場人物の表記などは一部、間違いがあるかもしれません。あしからず。☆
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