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第50章 兄皇帝ＶＳ弟皇太子　愛の闘い？　～華流時代劇　後宮の涙より～

さて、この皇帝は陸貞の恋人長光王の異母兄で、二人は仲の良い兄弟。

　皇帝は弟の恋を陰から応援し見守っている。

　長光王は身分を隠して陸貞と付き合っているので、二人があえるように色々と
　
　皇帝の権限を使って便宜を計らってあげています。

　要するに恋の取り持ちをお兄さんがしているといったところ。

　ところが、皇帝にはたくさんの妃がいて、寵愛も深く一番上の位階を持つのが

　簫しょう貴妃。この貴妃はかつては梁という斉の友好国の王女でしたが、

　国は滅びてしまいました。

　幼いときから皇帝の許婚だった彼女はいずれは皇后になることが約束されていたが、

　貴妃を嫌う皇太后が立后を許さず、貴妃どまりのまま。

　そして、更にいわくがあります。