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tsu-mu-gi-uta【紡ぎ詩】
第155章 月
今 月下に佇み
銀灰色の細い月を仰ぐ
月はただ沈黙を纏い私だけを凝視(みつ)める
私も静かに月だけを見上げる
月はプラチナのように淡く清かな輝きで大地を照らす 
夜明け前のひととき
吹き抜けの廊下に立つ私の前にひろがる庭は
いまだ深い闇と眠りの底に沈んでいる
この月が姿を隠すまであと数日
〝誕生〟を表す新月から
また新たな月の一生が始まる
何かが始まりそうな予感をはらむ真冬の早朝
刻(とき)が私の側をゆっくりと過ぎてゆく
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