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第28章 【鬼】の情けが心に滲みる～時代劇　鬼平犯科帳　流星　より～　

　平蔵は地道に生きようとしていた友五郎にはこのような情けを見せますが、

　部下の若い妻や部下の同心を切った浪人者に対しては

　酷薄といえるほどの表情で尋問を行っていました。

　恐らく、自分の代わりに身代わりになってしまった人々を救えなかった

　自分自身への怒りも含まれていかもしれません。

　人を束ねるには、ただ情け深く優しいだけではいけない。

　切るべきところは切り、守らなければならないことのめには時に非情にもなる。

　平蔵の暖かさと厳しさを併せ持つ行動を見ていると、そんなものが見えてきます。

　あとは、妻を殺された若い同心を演じているのが香川照之さん。

　まだ若いですねー。

　今は歌舞伎の名跡をつがれていますが、

　私はドラマでも大変演技達者な俳優さんだと思っています。

　今日もツタヤにいってきしたが、今週はやはり鬼平さんだけを借りました

　韓流はかなり迷いましたが、結局、借りなかった。

　韓流を借りないのは久しぶりです。

　そろそろ次の新作のことを考えないといけないし、次は時代物のシリーズものの

　続きです。

　脳内を江戸モードにしておかないと－笑。

　書き終わってしばらくは完成した作品世界に浸っていますが、

　それはあくまでも過去の作品ですしね。

　一定期間が過ぎたら、また前を見て次のことを考えないといけない。

　また、それも楽しいものです。