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みんなのおはなし
第2章 犬も歩けば棒に当たる
てる子「風様!タイムめっちゃ縮んでるよ!」
風様「ハァハァ...本当?赤マムシ効果かな?...ハァ......」
てる子「長野先生すごいね。アミノ酸って言ってたけどなに入ってるんだろう...」
せいぎ「てる子、俺も走るから頼む。」
てる子「はい」




せいぎ「ハァハァ...どう?ハァハァ 赤マムシ効果?ハァハァ」
てる子「いつもより2秒も遅いけど...」
せいぎ「はぁ⁉︎なんでだよ!」

てる子「あ、みくちゃんおかえりー」
みくちゃん「ただいま。」
せいぎ「俺のタイムが落ちたのはみくのせいだな。」
みくちゃん「!?」
せいぎ「てる子もっかい。」
てる子「いいよー」





せいぎ「ハァハァ...」
てる子「あ、さっきより2.7秒縮んだ」
せいぎ「これが俺の本当の記録よ」
てる子「本当にみくちゃんのせいなんだね。」
せいぎ「あぁ?」
てる子「みくちゃんが見ててくれないと本気で走れないんだ?」
せいぎ「はぁ⁉︎俺がそんなわけねーだろ!馬鹿じゃねーの」
風様「羨ましいなーみくちゃん俺のことも見ててね。」
みくちゃん「??」
てる子「風様は私が責任持って見てるからねー!」





てる子「みくちゃん、マネージャーやらない?」
みくちゃん「私⁉︎そんな、マネージャーなんて私向いてないし...」
てる子「無理にとは言わないけどさ...マネージャーだったら合宿も一緒にいけるよ?」
みくちゃん「合宿...?」
てる子「来週の連休に大会前の合宿があるの。この部マネージャー2人しかいないし人手足りないんだー」
みくちゃん「...私でよければ。」
てる子「本当⁉︎よかった!じゃあ帰りに長野先生に伝えとく!」
みくちゃん「あ!でも...」
てる子「ん?」
みくちゃん「せいぎに聞いてみないと...」
てる子「そ、そっか!じゃあ後で私から聞いてみるね!」



みくちゃんは声を出さずに首を縦にふった。
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