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第2章 山姥

“早く・・・早くしないと忍ちゃんの新しい家族が・・・”

二毛助は老婆の住む小屋に辿り着き・・・

“おばぁさん!!大変なんだ!!忍ちゃんのお母さんの子供が産まれそうなんだ!!・・・助けて!!”

『ん・・・おぉさっきの猫かい？・・・どうしたんだい？』

“早く村に来て！”

『村で何かあったね!?』

二毛助と老婆は急いで村へ向かった・・・

忍の家に辿り着くと老婆は・・・

『みんな!!何してんだい!?今すぐお湯とタオル持って来るんだよ!!』

老婆は忍の母に寄り添い・・・

『もう大丈夫だよ!!落ち着くんだ！静かにゆっくり呼吸するんだ・・・そうそう・・・』

老婆は手慣れた感じで事を進めた・・・

もう既に頭が出掛かっている・・・

『さぁイキんで！産まれるよ！』

忍の母は思い切りイキんだ・・・

ｵｷﾞｬｰ！ｵｷﾞｬｰ！

『おほほぅ！元気な女の子じゃ!!』

“凄い!!・・・産まれた・・・”