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思い出のアルバム
第20章 新生活
その日の午後はお客も少なく暇だった。
「ねぇ沙織ちゃんさぁ……」
現像機を操作しながら先輩が話かけてくる。
「他の人のエッチシーン見たことある?AV以外で
」
「いや……無いですよ!!むしろあったら引きますよ!!」
「ちょっとこれ見てー」
呼ばれて、隣に行き、現像機に映し出されている写真を見る。
「ーーーーー!!」
そこには、男女がその最中を撮ったであろう写真だった。
「……何でわざわざ見せるんですか……変態!!」
さすがの先輩のこのノリにはついていけないと思った。
「いやいや、仕事だよ。現像するのに、フィルムは現像出来るけど、プリントしちゃいけない写真があって……」
と画面を指差す。
「これはプリントOKだけど、これはNG。違いわかる?」
2つの写真を見比べてみる。
2つとも、あと1歩で男のが挿入される、直前の写真だった。
が、そんな写真をまじまじと見るのも恥ずかしいので、早々に
「何が違うんですか?両方とも直前の写真じゃないですか……」
と俯いてしまう。
「沙織ちゃん可愛いー!!仕事なんだからもっと見ていいのにー。なんてね、こっちはギリギリ男のモノが女の人で隠れてるけど、こっちは見えちゃってるでしょ?その違い。
プリントは基本、毛までって覚えといてー」
言われて、またチラッと見ると、確かにそうだった。
つーか、撮った人……恥ずかしくないんかな……
まぁ、まさかお店の人が撮った写真をチェックしてるなんて思わないのか……。
なんて思ってると、ふと後ろの気配に気づく。
次の瞬間、
「沙織ちゃんの、そんなまじまじ見てる姿見てたら……俺もこんな気分になってきちゃったじゃん……」
とガバッと後ろから抱きしめられ、両手を後ろで縛られた…
「ちょ……先輩!!冗談止めてくださいよ…」
変な冗談かと思ったら
「冗談じゃないよ、ほら……」
と後ろ手に、男のあの感触を感じた。
ズボンの上からでもわかる……あの固さ……
やばい……現像機と、先輩の身体に挟まれて……身動きとれないじゃん…
それに加えて、現像機は大きく、
お客が入って来ても、こちら側の様子は見えない……
「大丈夫……誰も来ないよ……」
そう言われると、勢い良く胸を揉み上げられた……