この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
思い出のアルバム
第21章 赤い糸は…


「さ…沙織ちゃん?!大丈夫??」


先輩が、心配して手を貸してくれる。



「どんな知り合いだよ……そんなんになっちゃって……」



「彼氏です……もう、1年くらい会っていないし、連絡も取ってない………」


「そうだったんだ……会えてないって言ってたけど、そんなにだったんだ……じゃあ尚更ちゃんとコレやんなきゃ!!」



先輩は、きっとそこに映った写真を見て、そう判断してくれたんだろう。


私も……ちゃんと……仕事としてやらなきゃ……。





立ち上がって、画面と向き合う。




ずっと映し出されていたのは


初めてデートをしてプリクラ撮る前に撮った写真。


やだ……私こんなだったんだっけ……。

顔…真っ赤だし。スッピンだし…

でも、超嬉しそう……。うん、嬉しかったんだ…。






写真の色を調節して次の写真に移る。



この写真は……

一緒に帰った時、いきなり修ちゃん呼んで振り向いた瞬間撮ったんだ。


スッゴい不機嫌な顔したんだよね。

撮るなら一緒に撮ろうって。




ほらッッ……


修ちゃんのワンショットの次に、2人のツーショットが出てきた。


修ちゃん…ほっぺにチューしてくれたんだっけ……








これは……!!


見られたら恥ずかしい!!

先輩は、気を利かせてくれたのか離れた所にいる。

良かった……



これは……初めて修ちゃんと結ばれた時の写真…。

この時も、本当に修ちゃんは私の事、好きで居てくれてるのかわかんなくて…

私から“抱いて!!”なんて言っちゃったんだっけ。


そういえば……修ちゃんに“初めてだろうから、ずっと我慢してたのに…”って言われたっけ。

いつも…私を1番に考えていてくれたんだって……

それがわかって、凄い嬉しかったんだ……。







次々出てくる写真…

涙が滲んでよく見えない……



あ…これは、2人で制服デートしたとき…


そうだ…修ちゃんの卒業前にディズニー行ったんだ。

あの時のミッキーとの3ショットだー!!



クリスマス……誕生日……


こう見ると、全然会ってないと思ってたけど

色々な時を過ごしてたんだね……。

/224ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ