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思い出のアルバム
第21章 赤い糸は…


「これで……良かったの?久しぶりだったんでしょ?」


修ちゃんの対応をし、店を閉めてくれた先輩。


「だって……合わせる顔がない……」


「ほっとかれた側じゃないの?だったら……」


「私……浮気したんです。連絡ない間、他の男に抱かれてたんです。それなのに…あの写真見たら…合わせる顔がないですよ……」



何で私はあんな事をしたんだろう……

今になって後悔する……

何でこんなに涙は溢れてくるの……?




「詳しい事情はわかんないけどさ、それだけ今泣いて後悔してるなら……ちゃんと向き合うべきじゃないの?
お互い本当に愛し合ってるなら……正直にぶつかって乗り越えるべきじゃないの?
お互い想い合ってるなら、それが出来ると思うよ…」



お互い…想い合ってるなら……


お互い…愛し合ってるなら……



「会いに行けば?つーか、行くべきだと思うよ…」



腹をくくろう。


よく秘密は墓場までって言うけど…


きっと修ちゃんなら見抜いちゃう。


それなら正直に打ち明けて……


玉砕したら…それでいい。







「先輩……ありがとうございます!!」


涙は止まった。

もう大丈夫。



よし……行こう。






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