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束縛されるなら君に
第6章 6
「誓うわ」

「…え、ほ、ホントに…?」

「一生、束縛してくれるんでしょう?」

瀬田くんの指が止まる。
驚いているのは分かるけど、この状況は辛い。
あとちょっとでイキそうだったのに……

「じゃあ週末彩さんちにずっといていい?」

「ん?いいわよ?」

「その間は俺しか見ちゃダメだよ?買い物は俺が行くし、なんなら二日分まとめて買っておいてもいいけど」

「ずっと家にいるの?」

「うん。他の男としゃべって欲しくないし、目も合わせて欲しくない。……仕事だってあるし、いつもってわけにはいかないの分かってるからさ、その週末だけでも一人占めしたいんだ。……ってやっぱ怒った?」

ばかね。
そんな可愛い束縛、怒るわけないじゃない。

私がそう言って笑うと、瀬田くんは私をぎゅっと抱き締めた。




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