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束縛されるなら君に
第6章 6
セミダブルのベッドが、私が動くことでギシギシと揺れる。
花芯に積もる快感が今にも弾けそうに震えた。

「……それとも、もう束縛なんかされたくない?彩さんって結構自由奔放に生きてきてたもんね。そしたら俺のプロポーズなんか受けたくないよね」

「…あぁっ、違う、……違うの…っ、そんなことない…っ、あんっ、やぁっ、あぁあっ…」

「じゃあ、さっきの続き。一生俺以外とセックスしないって誓って?」

イキそうな体が私の思考を奪ってはいたけれど、私は気づいてしまった。
瀬田くんの声が少し震えている。

そうよね。
瀬田くんだって怖いわよね……

私からしたら瀬田くんを振るなんてありえないけど、でもそれは私しか知らないことで。
もしかしたら振られるかも、なんて心配してしまうのは無理ないかもしれない。


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