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束縛されるなら君に
第2章 2
「彩さん?僕が急患ですよ?」

「今日はどうしましたかー?頭痛ですかー?腹痛ですかー?あそこの棚に薬入ってるんで飲んどいて下さいねー」

「うわ。何、その適当さ加減」

何で気付かなかったんだろう。
よく昼休みの保健室に群がってくる女の子たちが噂をしてたはずなのに。

来るもの拒まず去るもの追わず。
可愛い顔立ちなのに性生活が乱れまくっていて、それなのに寄ってくる女の子は後を絶たなくて。
写メだって見せてもらってたはずだったのに。

「ね、昨日気持ち良かったでしょ?もっかいしよ?」

ヤバい。思い出しちゃった。


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