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束縛されるなら君に
第3章 3
舌はゆっくりと入って、まるで本当に膣内を掻き回しているかのように咥内を這い回り、そしてまたゆっくりと出た。

名残惜しくて瀬田くんの舌を吸うと、耳の中を指で擽られながらまた侵入する。

「……ホントに元カレとはキスしてないの?」

「元カレじゃなくて、元セフレね。してないわよ?どうして?」

「え、いや、何か……嬉しいなって思って……」

この子はホントに何て言うか……
ちょいちょいこういうのを挟んでくる。

さっきまで私を虐めて恍惚の表情を浮かべてたくせに、キスひとつで頬を染めて喜ぶだなんて。

……いやいや、嬉しいとか思ってないわよ?

確かに一週間経ったけど。

まだ瀬田くんは私に飽きてはいないみたいだけど。

いや……ホントに。




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