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穢れ貴き美しき
第2章 いつも決まった時間
「朝にならいでほしい」

勇介くんは言った。

勇介くんもそう思ってくれてたなんて。私はホッとした。

「朝がくると電話切らないといけないから寂しいよ」

朝じゃなくっても親が起きたら切らないといけない日もあるけど、
それ以上に切るのが辛い・・・

「ねぇ勇介くん、今日さぁ」


「なぁに」


「学校休んでもいい?」


「俺はいいけど、お母さんにちゃんと電話しな」

「うん、わかった」

俺は、メールがくるまで待っていた。

<勇介くんお母さん電話出ない>

<出るまでかけてみ>

<うん>

俺は待ち続けた。
その時俺はふっとおもった。お母さんにかけるだけで学校に連絡いれなくっていいのかと。

<お母さんと連絡ついたよ>


<よかったね>


<あんた休みすぎって言われたけど、結局休んでいいよって>

俺はそれを聞いてからいつもと違う時間に電話をした。


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