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穢れ貴き美しき
第3章 いつもと違う時間に電話

「勇介くん」
「なあに、美貴ちゃん」
「今日は誰も家にいないから、いっぱいエッチなことしたいな」
「・・・・いいよ。いっぱいいじめてあげる」
「本当!?嬉しい・・・」
勇介くんの少し掠れた声に、私のあそこはキュンと疼いた。
「いつもより大きな声で喘ぐんだよ・・・」
「う、ん・・・」
勇介くん、何だかいつもより―――
「雌犬に代わって?」
「うん」
私は一呼吸置いて、勇介くん―――ご主人様に呼び掛ける。
私は、恋人から雌犬に変わるんだ。
「ご主人様」
いつものように甘えた声で。
「雌犬、起きたか」
「はい、ご主人様」
「俺と話せて嬉しいだろ」
「はい・・・」
「いっぱいいじめてやるからな」
「はい・・・」
気のせいだろうか。
ご主人様の声は、いつもより鋭く、サディスティックな気がした。

