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この出会いは…
第1章 最悪な出会いと最低な再会
「美怜ちゃんも苦労するな…」

一ノ瀬さんがそう呟いた。
へ?苦労!?苦労、するの?

「あの、それは…どういう…」

「いや、あいつ、あの外見だからモテはするんだけど、仕事人間だからさ。言い寄ってくる女の子も興味がないって言うか、眼中にないって言うか…ね?」

あぁ、これはあっさり行かない感じだったかも。
確かに…星さんって、整った顔に黒髪短髪、メガネ男子で、言うなれば、塩顔イケメンに分類されるんだろうな。
加えて仕事が出来て、人当たりもいい。
華やかな世界を生きる側の人間…

「美怜…」

前途多難だ…

「しかも、結構外面がいい。」

「…へ?」

それは…美怜じゃなくて?

「ほ、星さんが?」

「うん。ホントのあいつは結構エグい。」

そう言って一ノ瀬さんが笑う。
外面がいいのは美怜もだけど。
エグい、のか…。
あ、でも共通点あるじゃん。
共通点が外面よしって、いいのかどうか分かんないけど。

「美怜…なんて言っていいか…」

はぁ…、外面がいい者同士の騙し合いにならなければいいけど。

「まぁ、俺も協力するよ。星には仕事以外の癒しも必要だし。」

癒し?恋愛することが…?
恋愛って癒しになるのか。
そんな事考えた事もなかったな。
今更ながら、自分の恋愛経験値の低さに凹む。
こんなんで私、美怜に協力なんて出来るのだろうか。
無意識に自嘲とため息が出ていた。

「知花ちゃん?」

「あ、何でもないです!い、一ノ瀬さんが協力してくれるって言ったら、美怜が喜びます!ありがとうございます。」
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