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戦国ラブドール
第20章 半兵衛は二度死ぬ
半兵衛の指が、大海の秘所をなぞる。ひりひりしたそこを、痛まない加減で撫で、戯れに淫核を弾く。
「んんっ!」
「それから、今まで……私は、秀吉のために生きてきました。あの方に生かされた命です。果てる時もあの方のためにと、そう誓っていました」
痛みとの境を探しながら、段々半兵衛の指が秘所の中に埋まっていく。熱い溜め息を漏らす大海の唇を、半兵衛は口付けで塞ぎ舌を絡めた。
「くっ、ん……ふ、ぁ」
渇いた喉は、半兵衛の唾液を求め甘える。上と下から与えられる心地良さに、大海はうっとりと浸った。
「半兵衛、殿……あたし、あっ、の……もう、欲しい……半兵衛殿を、ください……!」
たまらず懇願すれば、半兵衛の手が止まる。途切れた快楽に焦れて見上げれば、半兵衛は切ない表情で大海を抱き締めた。
「私も、あなたを抱いて、夜明けまで鳴かせたい……しかし、駄目なんです。私の体は、再び死を迎えました。病だけではありません。一年程前、高熱を出して倒れた時から、男としての機能を失っているのです」
「え……?」
「私には世継ぎもいますし、機能などなくとも支障はありません。そう、あなたに出会うまでは思っていたのですが」