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戦国ラブドール
第20章 半兵衛は二度死ぬ
半兵衛は奥深くまで指を挿入すると、大海の感じる箇所を激しく責め出す。悪い事を言ったと謝ろうとした大海だが、突如湧いた快楽に言葉を失った。
「――っ!!」
「あなたのここは、どれだけ私に絡みつき、締め付けて楽しませてくれるのでしょうね。そして、私でよがり狂い、何度気をやっても私を求めて止まない、そんなあなたを見たかった」
指でその欠片を感じる事は出来るが、互いにそれでは足りない。女にぴたりと嵌まるものは、やはり一つだけなのだ。大海は甘く鳴き襞を指に絡ませるが、まだ奥に欲を潜めていた。
「あなたをこの身で感じられないのは……弱い私への罰かもしれません。秀吉に置いて行かれ、私は生きる理由を再び見失いました。底のない絶望を感じたその時、髪を切ったあなたの姿を思い出したのです」
「あ、あたし、ですか……んあっ、はんっ!」
「あなたは、かつての私と同じでした。一度死に新たに生まれ変わろうともがく、誰よりも生きる事に一生懸命な人間でした。そして私以上に強く……逃げずに、道を探す女性でした」
半兵衛は一度指を引き抜くと、また張り型を取り出す。しかしそれは凶悪な物ではない、先程とは別の張り型だった。