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戦国ラブドール
第20章 半兵衛は二度死ぬ
空が白ばみ太陽が昇る朝を、半兵衛は初めて憎いと感じる。隣で眠る大海が寝息を立て始めてから、まださほど時間は経っていない。起こさずそのまま寝かせていたかったが、帰さなければ小夜が心配してしまう。半兵衛は大海の上に乗ると、唇を重ね胸に手を伸ばした。
「んっ……」
眠っていても、大海は半兵衛を受け入れ吸い付いてくる。次第に息が荒くなるのを見て、乳首を少し強く捻った。
「はぁんっ! ふぁ……はん、べ、殿……?」
「目が覚めましたか? 朝ですよ」
「さ、覚めました……けど、こんな起こし方、しなくても……」
半兵衛は大海が目を覚ましても、そのまま胸を揉み続ける。目だけではなく欲も火がついてしまいそうで、大海は首を振った。
「どうせ目が覚めるなら、気持ち良く目覚めたいでしょう? 中途半端では気が高ぶるでしょうから、一度気をやりましょうか」
「だ、駄目ですっ……だめぇ」
半兵衛は大海の足を持ち上げると、秘所に顔を埋める。舌で淫核を舐めれば、蜜がとろりと溢れ出した。
わざと音を立てて啜れば、大海は泣きそうな声で駄目だと呟く。だがそれは、興奮を掻き立てる調べにしかならなかった。