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戦国ラブドール
第20章 半兵衛は二度死ぬ
大海の全てを飲んでしまおうと、半兵衛は割れ目をなぞり、滴る蜜を舌で何度も掬う。だが繰り返せば繰り返すほど、蜜は溢れて布団にこぼれた。
「半兵衛殿……っ、あたし、あ……っ、もう、いきそう、です……」
大海は躾の時の癖が染みついているのか、絶頂が近付くと半兵衛に極まる許可を得ようとする。切羽詰まっても言う事を聞こうとする態度が可愛らしくて、半兵衛は口角を上げた。
「いいですよ。好きなように気をやりなさい」
そう言って淫核を強く吸えば、大海の足が跳ねつま先がぴんと伸びて硬直する。広がる絶頂に震える大海を抱き留めて、半兵衛は絶頂の欠片を肌で味わった。
「はぁっ……ん……」
「今日も変わらず、あなたは命に溢れていますね。このまま私の元で囲って暮らせたら、どんなにいいか」
「半兵衛殿……?」
「いえ、なんでもありません。それより、今日の着物を用意しておきました。身を綺麗にしたら、着替えましょうか」
半兵衛は惜しむ心を抑え、大海から身を離す。そして身支度を済ませると、襖を開いた。
「部屋まで、送らせてください。少しでも、あなたと共にいたいんです」