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イラナイ子
第2章 ××
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翌日には私の事を引き取りたいと言う人達と会う予定になっていたので朝起きた私は慌ただしく支度をした

少しでも相手にいい印象を与える為に、決してイラナイ子だなんて言われないように

そんな事を考えていたら約束の時間がやってきて園長先生に連れられ応接室に来た

「もう既にお待たせしてしまってるから時間はとれないけど…準備は出来てるかい?」

園長先生に取られた手はいつの間にか震えていて、優しく握ってくれた

「はい、大丈夫です」

震える体も、気持ちも、大丈夫なんだ
大丈夫じゃなかったとしたらそれは未来のこと

そんな事を思いながら答えた
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