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イラナイ子
第2章 ××
優しくて木漏れ日の様な人達だと思った

男性の方は私を興味ありげに見ていて女性の方は私を心配そうに見つめていた

ぼーっとしてちゃダメなんだ この人達なら…大丈夫かもしれない……

そんな事を思いながら自己紹介を始めた

「初めまして、君山悠と言います。 よろしくお願いします」

これが震えそうになるのを抑え、頭を下げつつ挨拶をした

怖い、とても不安 引き取ってくれる人達はなんて思ったのかな…やっぱり、イラナイ子……?

そう考えた瞬間下げている顔が曇った

怖くて頭を上げられない
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