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心掟
第2章 偶さか
「 え? … どういう事? 」
「 宿、取らずにきちゃって … 」
眉を下げながら彼女は陳列された商品に手を伸ばす。
宿を取らずに?
このご時世、どこで何が起こるかわからないというのに。
なんて無防備な事を …
「 まじなの?取り合えず … 」
取り合えず、俺は彼女をどうする気だ?
そんな迷いが思考をよぎる。
ましてや俺は実家暮らしだ。
さすがに実家に連れて行くのまずい気がする。
「 とりあえず仕事21:00には終わるから、飯でも… 」
そう声をかけると彼女は商品から手を離し、彼の方へと視線を移した。
そして普段と同じ様ににこりと微笑むと
「 本当?じゃあ、その時間に駅前のコンビニで 」
この店から駅までは徒歩3分程度。
その途中に彼女の示すコンビニがある。
そこなら仕事終わりの待ち合わせにもってこいだと彼も理解していた。
「 わかった。気を付けろよ 」
そう言葉を交わすと
彼女は満足げに店を後にした。

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