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心掟
第3章 浹洽


彼はその火照った彼女の首筋へ自分の唇を押し当てる。
ぴくりと身体を震わせ彼女ははぁっ…と甘い吐息を漏らす。

腹部を撫でていた右手をゆっくりと彼女の胸元へ沿わせる。
服越しからでも自己主張しているその胸を撫でる。
すると彼女は、んうっ…と堪えるかのような声を漏らす。

その声に、彼もまた興奮し息を荒げる。

舌先をうなじに沿わせ、そのまま彼女の耳裏へ。
そして耳たぶから、耳の形をなぞる様に。
耳の中へ舌先を侵入させる。
その瞬間彼女は、ひあっ… と今までに無い声を漏らしたかと思うと肩を竦ませ腰をびくびくと震わせた。

ふぅん、耳、弱いんだ。
そこまでは、知らなかった。
もっと、知りたい。教えて。

胸を揉む右手を一気に腹部から服の中へ突っ込む。

「 あっ… だめっ。」

思わず反応した彼女の左手が彼のその右手を掴む。
彼は首筋から顔を離し、彼女の顔の傍で視線を合わせた。

「 だめなの? 」
「 … 待って、まって 」

上がった息に火照る頬。潤んだ瞳で俺を見上げる。
物欲しそうに。なのに何故?

「 嫌だったら言って? 」
「 … 嫌じゃない、けど 」

絞り出すように言葉を発する。
嫌じゃないという言葉に右手をすべり込ませる。
下着越しにその柔肌へ触れると再び彼女はびくびくと身体を震わせる。

「 嫌じゃないんだよね? 」

その反応を見ながら彼女を見下ろす。
少し強引過ぎるだろうかと思いながら。
でも、引き金を引いたのは君の方だ。

「 … ん 」

視線を逸らし瞼を伏せる。またその顔。
小さくうなずいた彼女に、優しく口づけを落とす。
そして下着の隙間から突起物に指先で触れる。
くにっとした感触のそれ。
その突起物はすでに熱く硬くなっている。

ちゅっ、と唇を離して彼女を見つめる。

「 ね、ここ。もうこんな硬くなってんだけど。」

指先で先端を転がしながら彼女の顔を覗き込む。
彼女がどんな顔をするのか見たくて。
思わず口を突いて出てしまうそんな言葉。

「 ん … うそ、」

恥ずかしがる様に口元に手を添え横を向く彼女。
もっとその顔、歪ませたい。

「 嘘じゃないよ。ほら。」

そう言うと先端を人差し指と親指でぎゅっと摘む。
瞼を薄く閉じ、少しだけ開いた唇から あっ… と甘い声が零れる。

見たことのない彼女の表情にぞくぞくと背中が震えた。

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