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心掟
第1章 紐帯
事の始まりは、学生時代。
高校を卒業してから地元を離れ楽器を扱う専門学校へと入学した。
彼女の存在を知ったのは入学式当日。
専攻している科目は違っていたが、彼女は誰もがひとめ置く
云わば“ 優等生 ”であった。
入学式の新入生代表挨拶は彼女が壇上へ上がり、文書を読んでいた。
落ち着いた甘い声
火照った頬に、時折見せる笑顔
小柄ながらも立ち振る舞いは大人びていて …―
俺はその瞬間、恋に落ちた。
堕ちたのだ。
その“ 彼女の姿 ” に。
あの瞬間、大抵の男連中はドキリとしたに違いない。
否、俺だけかもしれない。
どちらにせよ、彼女の存在は入学式初日に学年全体へと知れ渡った。

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