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禁断遊戯~背徳と罪悪の狭間(はざま)で~
第3章 偽り


 浴室から部屋に移動した私と悠は、ベッドの上でじゃれ合う。


「や……くすぐったいよ、悠ちゃん……」
「くすぐったいって事は、そこは……性感帯だろ?」
「ん……そうだけ、ど。ぁ……っ!」


 指が体中を這い回るたびに、抑えきれない声が静かな部屋に響く。


 少し前まではあまり意識していなかった。
 けれども、昨日の事もあって、私は自分の口を両手で覆う。


「そうそう……千夏ちゃんの声、聞こえちゃうもんね」


 私の行動を見て、楽しそうに口開く彼は、体を撫で回す指を内股へ滑り込ませた。


「!」
「……すごい事に、なってるけど。ココ……聞こえる?」
「んんっ……ふ……っ、ん……っ!」


 クチャクチャと、粘着質な水音が響き、私の体は更に熱を持つ。
 下腹部――子宮が疼き、悠の指の動きと同調するかのように、温かいものが溢れて来るのが判った。


「ありゃ……お尻の方まで。今日は、随分と……欲しかったの?」


 言葉は優しいのに、耳元で囁かれる言葉は、いつも卑猥なのだ。
 それに感じてしまう私も私なのだけれど――。

 今すぐにでも欲しい――そう答えたいのに、いつも答えられず、お預けを食らう。

 悠のセックスは、プレイではなくエンジョイ。

 欲だけで絡み合うのではなく、お互い楽しみながら、最後まで到達する。
 動きは決して早くない――早いのは、自身の欲を放出する時だけ。
 それ以外は、私の反応を楽しみながら、ゆっくりと動く――。


「ん……や、そっちは……っ?!」
「……大丈夫。俺だって……こっちの方がいいよ」
「ん……あっ! う、ごかさな、で……出ちゃう……っ!」


 秘部を蠢く指が、排泄器官に到達して、思わず腰を引いてしまう。

 悠は愉快げに喉を鳴らして笑うと、私の中へ二本の指を忍ばせた。
 何かを探るように、奥へ奥へと進み、到達した場所を指の腹で引っ掻く。


「……ココ、好きでしょ?」
「す、きだけど……っ、出ちゃ……ぁっ!」
「声、大きいって……」
「んんっ……ふ……っ、んん……っ!」


 私と悠の唇が重なる――それは、私を先に快楽の頂点へと導く時にする行為。
 その後を追うように、悠の指の動きが激しさを増す。

 粘着質な音から、澄んだ音に変わった時、私の体は大きく仰け反り、脳内が白に変化した――。


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