この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断遊戯~背徳と罪悪の狭間(はざま)で~
第4章 記憶


「や……っ、ぁあっ……んっ!」

 下着の、僅かな隙間から入り込んだ彼の指は、蜜が溢れ返るその場所へ姿を隠す。
 小さな圧迫感に、私の口からは熱の篭った声が上がり、ゆっくりと動く彼の指は、何かを探しているようだった。


「……ここまでは、初めてだね。あの時は……ココだけだったから」


 そう言って彼は、別の指先で、敏感になっている蕾を擦り上げる。
 蕾と中を同時に擦られる感覚に、私の体は彼の腕の中で断続的に揺れる。
 その動きは、決して早くなく――。


「や…………ぁっ、ぁ……っ、ん……っ、ぁあっ」
「ちぃちゃん、可愛い……」
「ぁ……や、ぁ…………っ!」


 私の中を蠢く彼の指は、何かを見つけたようで、動きを速める。


「どんどん溢れてくる……ココ、気持ちいいんだ」


 同時に、硬くなった蕾への刺激も重なり、溢れ出た蜜は内股を伝う。
 全ての場所を同時に愛撫されるという事は、一度もない。

 弄られた唇から伝達された電気は、全身を駆け巡り、頬を紅潮させていく。
 溢れ出た涙は、体の奥から溢れ出す蜜と比例して、止まる事をしなかった。


「は……ぁっ、や……やぁ……っ、だ……め……っ」
「……もう少し、ね?」


 夥しい蜜の量と、堰を切ったように溢れ出す涙。
 その涙を舌で掬って、舐め取る彼の指の動きは徐々に早くなる。

 と、何を思ったのか、彼は一本だった指をもう一本増やし、二本の指で内襞を擦り始めた。


「ん……ぁあっ! や……ぁぁあっ!」
「本当は、指じゃなくて……違う物がいいんだよね。欲しがらないから、あげないけど……」
「……やぁっ! は……ぁっ、んんっ!」


 くすくすと、楽しそうに話す彼は、私の中を弱く強く擦り続ける。
 澄んだ水音から、濁った水音に変わり――聞きたくないその音と、聞こえて来た言葉に、ゆっくりと目を明けた。

 歪んだ視界に飛び込んで来たのは、口元をつり上げて妖しく笑う彼の顔――。


/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ