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第3章 淫ラナ身体

「……？」


授業が30分ほど過ぎたころだった
雪は身体がゾワゾワとする感覚に気づいた


二の腕のあたりから、胸にむかって、まるで舌で舐められているような感触だ。


「…まさか！」

きっとヴィンセントに違いない、そう思った雪は身体を強ばらせる


ヌメヌメと胸を這い回っているのはヴィンセントが雪の身体に憑いた触手だ。
雪はこそぐったいような、気持ちがいいような気持ちをグッと押さえ込む