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今宵、君の全てを
第1章 今宵、君の全てを
目前の真純は固く目を閉ざしていて。
ひそめられた眉ねと目尻から溢れる涙。その様に思わず笑みが浮かぶ。殊更に深く口腔内を味わって頭を起こした。
「っはぁ」
大きく息をした真純が目を開ける。上気した頬と少し荒い呼吸。
開いた口の右端からはまた、後ろへと唾液の伝う跡。今度は舌ではなく左手の人差し指の背で掬うように拭い取とった。じわりと真純の頬の赤みが増す。
涙に縁取られた瞳。そこに宿るイロに腹の底が熱くなる。

良い、ね。その目。
ソソラレル。

自然と上がった口角に、赤い顔で瞬きをした真純。
「……たくま、さん」
返された柔らかな声。
その愛らしさに意地悪をしたくなった。
右手の親指を頂きに掛け、中心に向かって円を描くように押しつぶす。
「あっあっ!」
瞬間細められた大きな目。溢れた涙が頬を伝う。
圧を除けて浮き上がってきた乳首を今度は人差し指とで挟んですり潰す。
「やっ、あんっあぁっ!」
「可愛いね、真純」
そう言って弄ぶ指はそのままにゆっくり顔を近づけキスで涙を拭った。痕を辿りながら奥へと滑らせ、耳介を唇で挟むように啄んで。
「愛してる」
「んっ!」
すくむ肩。構うことなく舌を這わせて繰り返す。
「愛してるよ、真純」
「たっくま、さっ」
両手が身体の脇でパタパタと世話しなく動いてる。
「うん?」
「手っ、手解いて下さっ……ひっあっ」
最後まで聞く前に濡れた舌の這う音を直接耳に押し込んで、真純の言葉を無理やり奪った。
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