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今宵、君の全てを
第1章 今宵、君の全てを
拓真さんが私の右膝の裏に腕を通して足を掬い上げた。そのまま足首を拓真さんの左肩に掛けさせられて。
「やっ」
大きく開いた腿に顔から火が出そう。隠したくても部屋着で手首を拘束されたままでは叶わない。

これ、や、だ……

動きを制限されるのは苦手。それは嫌な記憶を呼び起こすから……
なのに今、私のナカは熱く蕩けて更なる刺激を待ち望む。

指、じゃ 足りない
もっと深く
もっと奥まで……

拓真さんの緋を宿した眼差しに、溢れ出すのははしたないまでの欲情で。
たった数週間逢わなかっただけで、こんなにも拓真さんを求めてしまう自分にびっくりした。
それは単に快楽を求める気持ちだけじゃない。

拓真さんと、繋がりたい
拓真さんと、溶け合いたい

私が求めてるのは、拓真さんでしかなくて。
ただもう拓真さんが、欲しい。

見上げる拓真さんの目がふぅっと細くなった。
「どうしたの?真純」
何時もより低いテノールの響き。擦り付けられる熱い高まりに、蕩けた腰は堪え性なく素直に揺れる。

お願い
焦らさないで……
拓真さんと一つになりたい
繋がりたい、の

「たくま、さん……」
「うん?」
拓真さんに抱き付きたいのに……
動かせない両腕がもどかしい。
「た、くまさぁん」
上がるのは甘えきった懇願で

拓真さんも、私を求めてくれますか?

「しょうがないなぁ」
からかうような口調で返された。
でも、降ってきた極上の微笑み。
拓真さんの私を見詰める優しい眼差しに胸の奥がギュッと締め付けられた。
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