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今宵、君の全てを
第1章 今宵、君の全てを
痙攣しながらオレを締め上げる、絞り取られそうな圧に息を吐いて耐えた。
ふるふると震えて華奢な身体が弛緩していく。
クタリとベッドに沈む真純。滑らかな下腹部に手を滑らせて。
「ん、ふ……」
ピクンと手の下が緊張する。
「俺も、イかせてよ。真純」
自分で逸らした癖に真純に強請る。
「……えっ」
驚いた様に俺を見上げる潤んだ眼差し。それは蕩ける余韻の最中にいる事を示していて。分かった上で下腹部を圧迫しながら抽送を再開した。
「はっ、やっ……それ、だ、めっ!」
真純の身体が一瞬で緊張する。
「あぁん!やっ、や、あぁっ!」
ビクビクと痙攣するナカに目前が弾けた。
「はっ、すっげ」
息が、上がる。
強い快感に逃した射精感が瞬時に高まってくる。
真純が両手をバタバタと動かして逃れようと身を捩る、それさえも刺激になって。
「ダメ、このまま」
「ひっ、やっ……」
秘芯を磨り潰すように腰を打ち付けて、ただ快楽を追いかけた。
パクパクと口を開け、声も出せずに喘ぐ真純。その苦しそうな涙目にゾクリと震えて。
一点を目指して律動を早める。
「はっ、っ!」

快感が過ぎて目眩がする。
こめかみを伝う汗。

「あっ……ぁっ……」
赤く覗く舌が誘ってる。
下腹部を圧していた手を離して真純の腰を高く引き寄せた。
覆い被さるようにして唇に噛み付く。深く絡めて吸い上げて。
「んっ!ふっ……んっんんんっ!!」
程なく達した真純が小刻みに震え、吐精を強く促してくる。逆らうことなく真っ直ぐ奥へ、己の欲を吐き出した。
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