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今宵、君の全てを
第3章 おまけ
「やっ、あっ!」
グッと深くを抉られて、ソコが弱い私の身体は大きく跳ねる。
「良いよ。さっきみたいにしてあげる」
「ひぁん!あぁっ!やっ、あっ!」
続けて円を描きながら強めに突き上げてくる。乱暴な様で私をちゃんと見てくれる。目の前がチカチカする程の強い快感。
上がる声を止められない。
「まだ、帰れないなら、また、抱きにくる、から」

……私の後悔に、気付いてくれた、の?

「っ!あっ、あん!」
聞きたくても言葉にならない。突き上げられる度甘く解けて、腰が身体が蕩けてく。
「それまで俺を、忘れられない様に、してあげる」
「ひっ!あっ!!」
甘く痺れるその拘束。身も心も縛って欲しいと願って止まない。

もっと……
もっと、強く

「愛してるよ」
「たっくまっ、さっ……っき、すっ……っ!」
熱く蕩けて身体が震える。目の前に弾ける白い光。
「ますみ」
拓真さんの優しいテノール。

心と身体、奥深く繋がれる事の幸せを

「俺の所へ、帰っておいで」

拓真さんと、永遠に……






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