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今宵、君の全てを
第1章 今宵、君の全てを
俺を連れてホテルに戻ると真純は何度も繰り返し謝って、仕事に出かけて行った。
「昼までには終わると思いますが、帰る目途が立ちましたら連絡します」

一人ビジネスホテルに残されてため息を吐く。

あの様子だと昼に戻ってくるのも怪しいな……

見送りに下まで降りたついでにカフェで朝食を済ませて部屋に戻る。
『Don't Disturb』
白いプラスチックの札をドアノブに引っ掛けて中へ入った。

昨日は休みをもらったお礼に今日の仕込みを最後までやって、今朝は四時起き。二時間のフライト中ほぼ寝ていたとはいえ、まだ身体は睡眠を欲してる。

真純に会いに来て、本人不在じゃどうしようもない。

靴を脱いでベッドに潜り込んだ。
微かに届いた真純の香り。枕元には丁寧に畳まれた備え付けの室内着。今朝まで真純が着ていただろうソレからは甘い香りがする。

……

早々に俺を置いていった真純が悪い。
柔らかなきなりのコットンを布団の中に引きずり込む。顔を埋めて目を閉じた。

脳裏に浮かぶのはたおやかに跳ねる真純の肢体。
手に吸い付いてくる滑らかな肌の、触れる度に仄かに色付いていく様。
柔らかな乳房は俺の手の中で自在に形を変えて。形の良いその先はツンと上を向き、固く存在を主張する。
甘い嬌声に上がり行く熱い吐息……

全部、おあずけ。
そんな事されんのも、甘んじて受け入れんのも初めてなんだけど?

愛しい香りを胸に吸い込んで、微睡みの中へ意識を手放した
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