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今宵、君の全てを
第4章 後日談
真純がどんなに残業しようと何時間でも待つつもりで玄関に視線を投げ、動きが止まった。
……真純?
ガラス張りの玄関はロビーのわりと奥の方まで見ることが出来る。特に今は外が暗い分、照明の灯った中は良く見える。
向こうから歩いて来るのは間違いなく真純。でも……髪が、ない。
肩を越えるほど長かった髪はバッサリ切られ、ふうわりと毛先の遊んだショートヘアー。
すっげ、可愛いんだけど……
初めて見るショートヘアーとその可愛さにドクンと心臓が跳ねる。
迎えに行こうと玄関に近付いて。ガラス越しに俺を見付けた真純が歩みを止めた。
大きく目を見開き、後ろを振り返る。
一瞬引き返されるかと思ったが、真純は前に向き直り自動ドアを抜け、真っ直ぐ俺の方へ歩いてきた。
「た、拓真さん、こんばんは」
チラッと俺を見て視線を落とす。
「こんばんは。お仕事お疲れ」
「お、お疲れ様です……あ、の……迎えに、来て下さったんですか?」
軽く頭を下げ、上目遣いで聞いてくる。困った様に下がったハの字眉。
見慣れてるはずのその様に、ドキッとする。
ヤバい
めっちゃ可愛い……
……真純?
ガラス張りの玄関はロビーのわりと奥の方まで見ることが出来る。特に今は外が暗い分、照明の灯った中は良く見える。
向こうから歩いて来るのは間違いなく真純。でも……髪が、ない。
肩を越えるほど長かった髪はバッサリ切られ、ふうわりと毛先の遊んだショートヘアー。
すっげ、可愛いんだけど……
初めて見るショートヘアーとその可愛さにドクンと心臓が跳ねる。
迎えに行こうと玄関に近付いて。ガラス越しに俺を見付けた真純が歩みを止めた。
大きく目を見開き、後ろを振り返る。
一瞬引き返されるかと思ったが、真純は前に向き直り自動ドアを抜け、真っ直ぐ俺の方へ歩いてきた。
「た、拓真さん、こんばんは」
チラッと俺を見て視線を落とす。
「こんばんは。お仕事お疲れ」
「お、お疲れ様です……あ、の……迎えに、来て下さったんですか?」
軽く頭を下げ、上目遣いで聞いてくる。困った様に下がったハの字眉。
見慣れてるはずのその様に、ドキッとする。
ヤバい
めっちゃ可愛い……