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今宵、君の全てを
第4章 後日談
近くで改めて見る真純はふわふわとしたショートヘアーがよく似合い、凄く可愛い。
「ん、会いに来た」
「……すみません」
ドキドキしてる内心を悟られない様、また視線を落とした真純の肩に手を掛けた。
車は何時ものコインパーキング。駅とは反対側へ歩くよう促して。
「髪、結構切ったね」
歩きながら話し掛けると真純の頭がますます下がった。
「に、似合いませんか?」
「いや、可愛いよ」
何故か不安そうな口調。
ショートヘアは初めて見たが、似合わないどころか文句なく可愛い。
「……子どもっぽくないですか?」
「ないよ」
でも、背が低いせいかスーツを着てても社会人には見えない。制服を着せれば高校生でも通じそうな位、可愛い。
「まだ学生みたい。二十四には見えない、かな」
俺の言葉に小さく肩を竦め、真純が恐る恐るといった風に見上げてきた。
「学生……大学生に、見えますか?」
「見えるよ」
今はスーツ姿だし……
頷いて見せるとホッとしたように息を吐かれた。
「……良かった。みんなに高校生みたいって言われて……」
まぁ、そうだろうな……
「気にしてたの?」
「はい……だから、拓真さんに見られたくなくて……」
……は?
「ん、会いに来た」
「……すみません」
ドキドキしてる内心を悟られない様、また視線を落とした真純の肩に手を掛けた。
車は何時ものコインパーキング。駅とは反対側へ歩くよう促して。
「髪、結構切ったね」
歩きながら話し掛けると真純の頭がますます下がった。
「に、似合いませんか?」
「いや、可愛いよ」
何故か不安そうな口調。
ショートヘアは初めて見たが、似合わないどころか文句なく可愛い。
「……子どもっぽくないですか?」
「ないよ」
でも、背が低いせいかスーツを着てても社会人には見えない。制服を着せれば高校生でも通じそうな位、可愛い。
「まだ学生みたい。二十四には見えない、かな」
俺の言葉に小さく肩を竦め、真純が恐る恐るといった風に見上げてきた。
「学生……大学生に、見えますか?」
「見えるよ」
今はスーツ姿だし……
頷いて見せるとホッとしたように息を吐かれた。
「……良かった。みんなに高校生みたいって言われて……」
まぁ、そうだろうな……
「気にしてたの?」
「はい……だから、拓真さんに見られたくなくて……」
……は?