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今宵、君の全てを
第4章 後日談
ちょっと待て。
まさか、それが俺を避けてた理由?
「どうして?」
俺の問いにまたもや眉を下げ、真純は項垂れてしまった。
見下ろす彼女はその幼くなった外見も相俟って何処となく頼りな気で、庇護欲を誘う。
「……失敗しちゃったから」
「可愛いのに?」
「……拓真さんはそう言って下さいますけど、二十四にもなって高校生って……そんなに子どもっぽかったら、一緒にいる拓真さんに迷惑掛かっちゃいます」
丁度コインパーキングに着いたのもあり、立ち止まって真純と向き合う。
「ショート似合ってるよ?凄く可愛い。……もし、高校生に間違われたとしても、迷惑な訳ないでしょ?」
真純がゆっくり俺を見上げてきた。
「は、恥ずかしく、ないですか?」
「ないよ。周りが何と言おうと関係ない。俺は真純を知ってるし、それで良い。真純は俺より周りの目の方が気になる?」
逆に問い返すと真純は大きく首を左右に振った。
「気になりません。でも、拓真さんに迷惑」
「だから、掛からない。今言ったろ?周りに何言われても関係ないって。周りを気にした真純に会ってもらえない方がずっと辛いんだけど?」
「……はい」
まさか、それが俺を避けてた理由?
「どうして?」
俺の問いにまたもや眉を下げ、真純は項垂れてしまった。
見下ろす彼女はその幼くなった外見も相俟って何処となく頼りな気で、庇護欲を誘う。
「……失敗しちゃったから」
「可愛いのに?」
「……拓真さんはそう言って下さいますけど、二十四にもなって高校生って……そんなに子どもっぽかったら、一緒にいる拓真さんに迷惑掛かっちゃいます」
丁度コインパーキングに着いたのもあり、立ち止まって真純と向き合う。
「ショート似合ってるよ?凄く可愛い。……もし、高校生に間違われたとしても、迷惑な訳ないでしょ?」
真純がゆっくり俺を見上げてきた。
「は、恥ずかしく、ないですか?」
「ないよ。周りが何と言おうと関係ない。俺は真純を知ってるし、それで良い。真純は俺より周りの目の方が気になる?」
逆に問い返すと真純は大きく首を左右に振った。
「気になりません。でも、拓真さんに迷惑」
「だから、掛からない。今言ったろ?周りに何言われても関係ないって。周りを気にした真純に会ってもらえない方がずっと辛いんだけど?」
「……はい」