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今宵、君の全てを
第4章 後日談
そこにいたのは高校生の私で。
美容師さんはニッコリ笑顔で『ショートも似合うね』って言ってくれたけど、ショックを受けてた私は素直に喜べなかった。
美容室を出て早々制服を来た男の子に声を掛けられたのもあって、心配になってはるちゃんと千佳ちゃんにも見てもらった。結果、二人に『高校生に戻ったみたいで可愛い』と口を揃えられ、髪を切った事を凄く後悔した。

やっと出張が終わり、拓真さんに会えるのが嬉しかったはずなのに……
カットを失敗した恥ずかしさと高校生に間違えられる私が拓真さんの隣に並ぶ事への引け目とで。自然、足が拓真さんの家から遠ざかる。
一旦家に戻った私は着替えを旅行鞄に詰め、はるちゃんの家へ。
『そんなに心配しなくても斎藤さんは大丈夫だよ思うよ?』
そう言いつつも、はるちゃんは私を快く家に泊めてくれた。

昨日仕事が終わって電話をくれた拓真さんは私がはるちゃんの家にいる事に驚いていたけど、その理由は聞いてこなかった。だから、今日拓真さんが会社の前に立ってるのを見て凄くビックリした。
私を見て大きく見開かれた目に逃げたくなって一瞬後ろを振り返り、それじゃダメだと観念して足を前に進めた。
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