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今宵、君の全てを
第1章 今宵、君の全てを
「良かった」
嬉しさのあまり思わず小さく呟いて、慌てて両手で口を覆う。
拓真さんが動かなかった事にホッとして。ジワリと滲んだ景色。
そろそろと近づいて覗き込むと、拓真さんが私の着ていた室内着を抱えて眠っていた。
かっ、可愛いっ
ギュッとハートを掴まれた気分。
ドキドキして顔が赤くなるのが分かった。
音を立てない様に後ずさって、スーツをクローゼットにしまう。静かに、静かに手を洗って、新しい室内着に素早く着替えて。
拓真さんの背中側のベッドサイドに立った。
心臓がすごい勢いで走ってる。
そっと布団を捲ってそろりとそこに滑り込んだ。
拓真さんの背中に寄り添って。
温かい……
自然と頬が緩む。
すごくすごーくドキドキしていたはずなのに、久しぶりに嗅いだ拓真さんの匂いに安心する。連日忙しくしていた疲れもあって、私はそのまま眠ってしまっていた。
嬉しさのあまり思わず小さく呟いて、慌てて両手で口を覆う。
拓真さんが動かなかった事にホッとして。ジワリと滲んだ景色。
そろそろと近づいて覗き込むと、拓真さんが私の着ていた室内着を抱えて眠っていた。
かっ、可愛いっ
ギュッとハートを掴まれた気分。
ドキドキして顔が赤くなるのが分かった。
音を立てない様に後ずさって、スーツをクローゼットにしまう。静かに、静かに手を洗って、新しい室内着に素早く着替えて。
拓真さんの背中側のベッドサイドに立った。
心臓がすごい勢いで走ってる。
そっと布団を捲ってそろりとそこに滑り込んだ。
拓真さんの背中に寄り添って。
温かい……
自然と頬が緩む。
すごくすごーくドキドキしていたはずなのに、久しぶりに嗅いだ拓真さんの匂いに安心する。連日忙しくしていた疲れもあって、私はそのまま眠ってしまっていた。