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奴隷≒ペット?
第6章 猫の1日
「―おや、おかえり」
ご主人様は何かかきものをしていらしたらしく、つくえから顔を上げて言った。
「花をもらったのか?よかったな」
わたしがご主人様に花を差し出すと、ご主人様はくしゃくしゃとわたしの頭をなでた。

ご主人様は、一番やさしい。
まるでわたしが奴隷じゃないみたいに、わたしをあつかう。
一度おふろに入れてもらったとき、あぁ、ペットってそういう意味なんだ、と思った。
悲しくも憎らしくもなく、ただジジツとして、そうなんだ、とだけ。
でもご主人様はわたしの体をあらう以上のことはけしてしなくて―十日ほど経った今でも、ソウイウコトは一つもない。
たまに熱い息を吐いて苦しそうに顔をゆがめているけれど、かえってわたしを遠ざけて、見ないようにする。
少しさびしいけれど、大切にされているのだなと感じる。
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